ハリケーン

2005/09/22

 
米国ニューオリンズに甚大な被害をもたらしたハリケーンKatrinaに続き、今度はテキサスに向かってRitaが勢力を強めている。その中心気圧はなんと900ヘクトパスカルを下回る。

ところで、CNNテレビ等のハリケーン・アップデートを見ていると、風速や進行方向等は表示されるものの、中心気圧はあまり表示されない。NewyorkTimes等のWebサイトを見ても、記事の中に見つけるのは難しい。(Weather.com等の専門サイトには載っている。しかも日本ではとっくにやめたミリバール表示である。)

その代わりにカテゴリー○という、大きさの分類の方がポピュラーなようだ。
日本では、大体TVの解説画面などに中心気圧を載せることが多い反面、カテゴリー○といったわかりやすい区分は無い。そのかわり、「非常に強い」など、日本語による区分がなされている。(詳しくは気象庁のホームページを参照していただきたい)

「非常に強い」「大型の」といったアナログで主観的な表現の裏に、デジタルな区分が存在しているのが面白い。一方、カテゴリーや中心気圧○○○ヘクトパスカルといった表現は、受ける印象もデジタルであり、それはそれである種の判りやすさがある。

システム導入をする場面、場面でデジタルな判断基準を決めなければいけない場合がよくある。
 ━━売上が前月から何パーセント減ったら、表示を赤色にしましょうか?
 「それは状況によるから一概に決められないなぁ」
 ━━じゃあ、この色による警告機能は使わないようにしましょうか?
 「いや、せっかくだから使いたいなぁ」

システムを導入しなくても日ごろから、「ボチボチでんなぁ」と「あきまへんわぁ」の境目は、どのあたりなのか、何を基準にそう考えているのかを、自己分析する癖をつけてみると、頭の中にあるデジタルな判断に気がつくことがあるかもしれない。

ITコーディネータ/太田垣博嗣

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