第8回 MAIDOフォーラム勉強会

2004/11/30

 
告知が遅くなりましたが、2004年度5回目の勉強会です。

日時:12/4(土)13:00?17:00 (ITCの勉強会ポイントとして0.5ポイント相当)

場所:弁天町市民学習センター 第一会議室(定員16名)

講師:藤村雅之氏

テーマ:『情報セキュリティ』


スパムメールと戦う

2004/11/11

 
長年ビジネスで電子メールを使っていると徐々にスパムメールが増えてくる。もっともスパムメールといってもその定義は曖昧で、どこからどこまでがスパムメールだという明確な定義は無い。ここではとにかく仕事に直接関係の無いメールが世界中から毎日何十通も届くような状態になるときの迷惑メール全般のことを指すとしておこう。

昔参加した展示会や名刺交換した相手、アンケートに答えた会社からのメールならばそれなりに仕方ないと言えよう。だけど、地球の裏側から無差別に大量発信される電子メールのおかげで本当に読まなければならないメールが、こうした迷惑メールの中に埋もれてしまうのは大変困る。

ある個人で会社を経営されているかたに聞いた話では、1日に300通くらいのスパムメールと、5通ぐらいの仕事メールを受け取っているという。必要な原材料等を海外から仕入れるのに、オンラインでクレジットカードで決済したり、自前のホームページで自社製品を宣伝し、電子メールのあて先を書いたりしているうちに、どんどん増えてきてしまったという。

ホームページの中に記述されている電子メール情報等は、スパムメールを送る業者には格好の標的である。すぐにデータベース化されて送信リストに加えられてしまうだろう。あるいは取引相手がなんらかのコンピュータウィルスにかかって、手元のメール情報が流出してしまったのかもしれない。

私の個人メールにも、時々「電子メールアドレス100万件分を販売します」といった迷惑メールが届く。一旦流れ出してしまったメール情報は、なかなか止めることは出来ない。

それでも大手企業ならば、社内のシステム部門がそれなりに適切な対処をしてくれるだろうから、一人一人が深く考えたり対策を取ったりしなくても良いのだろうが、中小企業ではそうもいかない。先の個人事業者は独自ドメインを取っていて、それを使ってビジネスをしているため、簡単にメールアドレスを変えるわけにも行かないのである。

さて私のところにも、海外から毎日大量のスパムメールが届く。1日30通ほどであろうか。不思議なことに、スパムメールが届くのは、ホームページで公開しているメールアカウントよりも、昔独自ドメインを取るためであるとか、ネット通販で海外から商品を取り寄せるのに使っていたメールアカウントに圧倒的に多く届く。

その内容は、ポルノや出会い系のようなものはもちろんのこと、抗うつ剤やバイアグラのような薬剤販売、怪しげなモーゲージの紹介、ガソリンが大幅に節約できる方法教えます、高価なパソコンソフトを50ドルぐらいで販売等。ほかにも、スパムメールに気をつけよう、スパイウェアに気をつけようといったものまで様々である。

これらの送信元は巧妙に偽装されていて良くわからないが、メールのヘッダ情報を解析してみると、ロシアや中国のサーバーが使われている場合も数多くある。

最初は、Viagra等特徴的な言葉をキーワードにして、Outlook Expressのメールの振り分け機能で分類していたのだが、敵もさるもの、徐々に巧妙にキーワードマッチングをすり抜ける方法で対抗してくる。Viagraなら、Vi @gra、Vagra、Viaqr@、 V.i.a.g.r.a、Via graといった具合である。こういうものをいちいちそれぞれキーワード設定するわけにもいかない。

そこで、以前より目をつけていたPOPFileという無料のメール振り分けツールを使ってみることにした。

POPFileは、ベイズ推定と呼ばれる確率論に基づいて、徐々に迷惑メールを見分ける能力を高めてゆく「学習型」のツールである。タイトル名や送信元を特定してスパムと指定する即効力のある「マグネット機能」というものがあるが、それではいままでのツールと同じで取りこぼしが出てくる。「学習型」なので、最初はまったく機能してくれないが、1-2週間ほどかけて、どれが迷惑メールなのかを指定し続けているうちに段々と間違いが減ってゆく。

POPFileは、ウィルス対策ソフトのように、一度パソコン組み込んでおくと、あとは裏側で電子メールを分類してくれるのだが、最初のうちは毎日POPFileの設定画面を開いて、どれが迷惑メールなのかを「教育」してやらなければならない。また、最初のソフト設定がちょっと面倒であり、すこしパソコンに詳しい人でなければよくわからないかもしれない。

設定の中で一番厄介なのは、ウィルス対策ソフトによってはメールウィルス防止機能と機能がぶつかるために、うまく回避してやらなければならないことだ。

MacのOS Xに附属している電子メールでは最初からこのような機能が組み込まれていて、そういう悩みは無くやはりかなり強力に働く。

このようにPOPFileは、最初は敷居が高いが、一度組み込んでしまえば、日々の使い方は簡単であるし、徐々に「学習効果」が高まってゆく様はなかなか楽しいものである。

最近では、「掲示板を見て信頼できる方だと思いました。あたしの相談に乗ってください」といった手口で、アダルトサイトや出会い系サイトに誘導する日本語のスパムメールも増えてきた。これは個人メール偽装型スパムと呼ぶようである。

なお、スパムメールに関する総合的な情報は、こちらの迷惑メール撲滅私的調査委員会で取得することができる。ここの管理人の「スパムの性質というのは、少数の送信者が、ごく少数のカモを狙って、残りの大多数に迷惑をかける、という構図が一般的です」という記述は、非常に的を得ていて賛同できるものである。

また、スパムメールの発信元として有害なドメインのリストは、ここのサイト等から入手できる。(かなり膨大なものです)

ITコーディネータ/太田垣博嗣

企業内ITCの奮闘(第5回)第一印象のインパクト 

2004/11/02

 
第一印象の重要性というのは、この業界で活躍されている方々だけでなく、普段の私生活においても同じ事が言えます。基本的には、企業対企業という関係が成り立つ上でも、最初のステップはまず個人と個人の関係からだと思います。
 たとえが相応しいか否かは別として、“新規攻略におけるプロセス”として一般的な流れとしては次のようなプロセスが形成されます。(物を販売する事と信頼関係を築くというプロセスあ若干の異なりがあるかも知れませんが、自分を買ってもらうという事に関しては共通であるといえます)

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【認知】 (まず知ってもらうことからのスタート、広告手段や個別訪問等の色々な方法がある)
 ↓
【興味】 (マスの対象から興味を持っていただく。但し、興味を持って頂いているか否かを判断する方法が重要)
 ↓
【欲求】 (相手の中で、興味をもった上でなにかして欲しいという願望がでてくる状態)
 ↓
【記憶】 (欲求が満たされ、それが凄い事だと感じ、記憶に留めていただける状態)
 ↓
【試用】 (いよいよ、相手の目指す事にメリットがありそうだという事で、何かしらを使ってみようという状態)
 ↓
【常用】 (試用した結果、“こりゃ良い!”自分の目指す事をより早く確実に実現する為の一助となる“という判断から継続)
 ↓
【愛顧客】 (この人なら、自分の考えている事を理解してくれている。かならず期待する事をやってくれるはず)
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というような構図になります。ITCの基本スタンスとしても、中小企業の経営層に対する良い相談相手となる事。お互いが“愛顧客”という関係になっている事であると思います。おそらく、ITCの皆さんもこの事は十分理解して共感している事だとも思いますが、現実は、そのバランスが取れていない事や、このステップの中でも“愛顧客”まで行き着かないケースも多々あるのではないでしょうか?
 過去にも、愛顧客に対しても“第一印象はどうだったでしょうか?”的な質問って投げかけていませんよね。おそらく共通要素ってあるかも知れません。色々なお客様(人・企業)と会う前に、まず調べられる事だけは調べて、“こちらはあなたに、凄く興味をもっているのですよ?”という意思表示を具体的にする事が大事なのではないでしょうか?

小出値意太(こいでねいた)
1960年 大阪生まれ
2003年:ITC補認定、2001年:JQA認定セルフアセッサー

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