ITベンダーのプレゼンで感じたこと

2004/05/18

 
普段は、お客様に今後の経営戦略や情報か企画に関するプレゼンテーションをすることが多いのだが、ときおりお客様と一緒にITベンダーのプレゼンテーションを聞く立場にまわることがある。 聞いていて感じるのが、(自分のことは棚に上げて言わせてもらうならば)雰囲気だけで意味を持たない横文字の多さである。

情報システムという分野である以上、横文字がある程度出てくるのは仕方が無い。それでも、プレゼンテーション資料以上に、説明員が横文字を安易に意味も分からずに使いすぎるのは、なんとかして欲しいところだ。先日も、ある開発ツールの選定をするためにベンダーのプレゼンテーションを受けたのだが、その初っ端に「一貫した開発メソドロジーでフレームワークを提供する」という言葉が飛び出してきた。

はてさてフレームワークとは一体何ぞや。そう疑問に思いつつ、プログラムなのかコンサルテーションノウハウなのか、その会社の持つ開発スタイルの集大成なのか、10分聞いてもさっぱり分からなかった。もちろん、最近、JAVA等の開発環境ではフレームワークという言葉を使うことが多いし、そのことは理解しているつもりだ。一方、コンサルティングの世界でも違う意味で使うことが多い。この言葉を使うときには、「何の」フレームワークを「どう」提供する事を指しているのかが重要なはずである。フレームワークという言葉自体は枠組み程度の意味しかない。

こういう薄っぺらいITベンダー営業の化けの皮をはがすには、「フレームワークってどういう意味?何の枠組み?モノ・実体としては一体何なの?」と質問してみるに限る。優秀な営業ならわかりやすいたとえ話の一つでも披露してくれるだろう。

この手の知ったかぶり用語の濫用は、自戒も込めて慎みたいと思う。

ITコーディネータ補 太田垣博嗣 /ネクストウェア株式会社

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