株式会社入船さんの事業計画が「平成17年度IT活用型経営革新モデル事業」に採択されました!




ミスター太田垣がまたやりましたー!
株式会社入船さんのビジネスプランが「平成17年度IT活用型経営革新モデル事業」として採択されました。近畿での競争率は5倍を超える難関でしたが、見事にクリア。兵庫県ではたった1社の採択となりました。
 この事業は、プログラム開発やコンサルタントに要する費用について、国から50%の補助金が出されるという非常にありがたい制度なのですが、入船さん自身はこんな助成制度があるとはまったくご存じありませんでした。そんなもんなんですよね。
 そこで活躍したのがITコーディネータです。事業の先見性から判断して「これはいける」と見込んだのがMAIDOのメンバーで中小企業診断士でもある中川さん。さっそくMAIDO仲間の太田垣さんを紹介して具体的なプラン作りに着手しました。どんなすばらしいアイデアやシステムであっても、しっかり経営戦略とリンクして、現場でリアルな成果を出さなければ宝の持ち腐れに終わってしまいますからね。経営改善に至るまでの具体的なグランドデザインが描けるか否か、ITコーディネータの力量が問われるところでしたが、さすがはミスター太田垣!完ぺきな事業計画書を仕上げてくれました。

※この制度は、中小企業のITを活用した経営革新を促進するため、有効なビジネスモデルとなりうるビジネスシステムの開発・導入等を行う中小企業者に対して経費の一部を補助するとともに、その成果の普及活動を実施するもので、平成14年度に創設されたものです。近畿経済産業局による採択結果とモデル事業のスキームはこちら




POSを超えて“POO”へ
申請テーマは、「飲食チェーン店経営における、ASPとPDAを活用したPoint Of Order(発注点管理)システムの構築」です。入船さんは、兵庫県播磨エリアを中心に多数の飲食店を展開する急成長中企業なのですが、これまではごく普通のPOSレジを使っておられました。が、維持費が高い割には本当にほしい数字がすぐに分からず、複数のシステムを組み合わせて使う必要があったりで、POSシステムがうまく活用されているとはいえない状況だったそうです。
 そこでヒアリングを実施し、問題点と改善ポイントを整理し、インターネットを活用したASP型のPOSを紹介したのもITコーディネータでした。「いちど実物を見てみたい!」という入船さんの要望に応え、さっそく既存店舗でPOSのデモが始まりました。さらに話を進めていくうちに、POSを超えたPOOというものが実現できることがわかってきたのです。



POO(プー)って何でしょう?

POSというのは皆さまご存じ、PointOfSalesの略で「販売時点情報管理」のことですね。それならPOOは、Point Of Order の略で「受注時点情報管理」のことだといえるでしょう。特に、飲食店向けのオーダーエントリーシステムにおいて、ハンディターミナルで注文を受けた時点で、即時にそのオーダーを分析できるものを指すと考えていただいていいでしょう。
 飲食店のオーナーは、日々刻々、自分の店の様子が気になるもの。どのテーブルにどんなお客さんが来ていて、何を注文されたのか、知りたくてしかたがない。POSだと、どんなにがんばってもそのお客さまが精算されたときでないと、それがつかめませんよね。一般のPOSなら翌日にならないと集計が出てきません。居酒屋系の業態では、お客さんは2時間くらいお店におられますから、このタイム・ラグはとてもじれったいのです。
 ‥‥ってことは、POOでは、ハンディターミナルで入力されたデータが、そのまま、どこにも滞留せずに本部から丸見えになってないといけないってことですね。そんな危なっかしいシステムを作っている会社があったんでしょうか。‥‥あったんですねぇ。




POOの経営改善効果とは?
さ、いよいよこれがITコーディネータのミッションですね。飲食店の側は、いかにお客さんに喜んでもらうかで頭がいっぱいです。味のこと、接客マナーのこと、クーポンのこと、アルバイトのシフトのこと‥‥。キリがありません。ITベンダーの側は、使い勝手のいいシステムを作ることばっかり考えてパソコンの画面にかじりついていることでしょう。中小企業はどこでも、それぞれの持ち場で手一杯なんです。戦略やらビジョンまで頭が回らない。それが普通。それが中小企業。だからこそ、ここにITコーディネータの活躍の場があるわけなんですネ。
 MAIDOフォーラムは、常に「経営」と「IT」と「コーディネータ」の三角関係をにらんでいます。三者が三位一体となってIT化が進むとき、もっともビューティフルなIT文化が企業に根づきます。この入船さんのIT活用型経営革新モデル事業、しばらく目が離せませんね。



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